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2024年03月 アーカイブ

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今日、13話です。

今日13話です。
放送と撮影に追いかけられる毎日なので、アッと言う間の一週間でした。
以下はネタバレですので、放送前でもOKの方のみどうぞ。
まひろと道長の別れから4年が過ぎ、まひろは変わらぬ貧しさの中でも、志のある生き方をしようともがいています。今週のまひろは意志の強い感じが全面に出ています。強くなければ他人にもやさしくなれないのだということが、よくわかりました。そういうメッセージをもって書いた訳ではないのですが、吉高さんの体を通して表現されたものが、そう感じさせてくれるのです。
道長は倫子との間に娘がおり、妾として源高明の娘・明子もいます。二人の妻には等しくやさしく、等しく冷たいのですが、それは今でもまひろが唯一無二な存在だからでしょう。
柄本さんは高貴な人しか着られない黒い束帯がよく似合います。道長のプライベートは青い直衣なんですけど、オフィシャルな黒い束帯が断然ステキで、スタジオで見ても、毎度ウッとなります。
最期にむかって急速に老いて行く兼家も、13話の見所ですね。
見てネ。

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明日12話です

何気に今、テレビをつけたら再放送で「光る君へ」11話をやっており、ああ、今日は土曜日だったのかと気づきました。曜日もわからなくなるほど働いています。
いきなり廃邸から見たんですけど、私は道長の実現可能な突破口を、一刻も早く見つけて実行しようとする姿こそ愛だと思って書きました。11話は去年の4月頃ですかね、書いていたの。
青春篇が終わった後、道長は離れていようとも、あらゆることをまひろのために行おうとします。こういう男、絶対いないですから。若き日の道長は、私の夢だな~と思って書きました。

〈ここからネタバレです〉
12話はまひろ&道長の青春篇のおわりです。
まひろがしみじみかわいそうで・・・吉高由里子さんのラストの表情・・・見つめていると一緒に泣けてしまいます。
この哀しみも何もかも、後の作品に生きて来る訳ですが・・・。
表現を仕事とする者にとって、無駄な経験はひとつもありませんからね。

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明日、「光る君へ」11話です

絶頂を極めてゆく兼家と、どんどん悲しい方向に流れて行くまひろと道長。
10話を書いている時も、「もうまひろ、遠くの国に行っちゃえよ」と思ってしまい、行かない方向にリアリティ―を持たすセリフを書くことが難しかったです。
漢詩で返事を出すあたりから、かなり強引な展開だったのですが、黛監督の見事な演出と、吉高さん柄本さんの息の合った芝居と、スタッフ陣の奮闘で美しく説得力のあるシーンになりました。
11話も、「いい加減にしろよ、まひろ」と思いながら書きました(笑) 私の気持ちは道長に近いな・・・と思いながら。
11話では、冬野ユミさんの新しい音楽が次々流れますし、中島チーフ監督の演出が格調高くもエモーショナルで切ないです。一条天皇即位式の事件も、「ゴッドファーザー」の中のエピソードに似ており、ホントに人の考えることは今も昔も変わらないのだな~と思います。
ぜひ見てネ。

話は変わりますが、昨日の『不適切にもほどがある!』の8話、よかったです。
日頃思っていることを全部言ってくれて、すっきりしました。ドラマ見て、この激しい共感、めずらしい体験です。

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10話ご視聴下さった皆様、ありがとうございました。

廃邸でのまひろと道長のシーンは、想いはすれ違うのに、体は求めてしまう。と言うシーンでした。台本のト書きにも、そう書きました。
恋愛に限らず、人の心はやっかいです。理性の示す方向に体が動かないことは、多々あるのではないでしょうか。そういう想いで書いたシーンでした。

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明日10話です。

10話のネタバレです。知りたくない方は放送後に・・・。
予告編でもチラッと映りましたが、道長と結ばれた後のまひろ(サイチュウは8時のドラマなのでやりません)・・・乱れた襟元とその混乱する表情が最高です。吉高由里子の神髄を見た気がしました。
襟元乱したのは、多分演出の黛監督だと思うんですが、実にオトナっぽい芝居になっています。彼女は元々よい女優なので、紫式部役もオファーした訳ですが、この作品で、さらなる進化をとげつつあるんではないでしょうか。
これが終わったら、どんな仕事を選ぶんだろう? と時々考えます。

段田安則さんの『リア王』が、東京芸術劇場で幕を開けたそうですが、10話の兼家も絶好調です。兼家一家の命運をかけたクーデター。道綱を加えて四兄弟が力を合わせる所も見所です。

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直秀

直秀、死んでしまいました。
毎熊クンの芝居の調子が上がって来てたので、もっと出せばよかったな~と、後から思ったんですけど、直秀が死なないと話が進まないので、仕方なかったのです。
源孝志さん脚本監督の名作「京都人の密かな愉しみ」第2シリーズで、京野菜を作っている青年を演じていた毎熊クンがシビれるステキさで、一度お仕事したいと思ってました。
現代劇で再会したいです。

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9話

明日、9話です。
アッという間に9本目・・・何て早いのでしょう。
9話から物語は俄然スピードアップします。
序盤の山場となりますので、見てネ。

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