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2009年10月 アーカイブ

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いよいよ韓国で・・・

ギネ』の真っ最中ではありますが、韓国ドラマ情報をひとつ。
11月5日から韓国全土で、私が書いた映画が公開されます。テレビでもやりますが、まずは映画先行らしいです。
題名は『내눈에 콩깍지(ネヌネ コンカッチ)』。
直訳すると「私の目に豆のさや」という意味の韓国の慣用句で、日本でいえば「痘痕もえくぼ」の意味だそうです。
私が書いた時の原題は『顔と心と恋の関係』でしたが、韓国側がどうしても『내눈에 콩깍지(ネヌネ コンカッチ)』にしたいと言うので、そうなりました。
美人がブスに見える病気になった男をカン・ジファンが演じます。
監督は「天国の階段」のイ・ジャンス。
日本から7人の脚本家(井上由美子、岡田慧和、尾崎将也、北川悦吏子、中園ミホ、横田理恵、それに私)が参加したテレシネマという企画です。
日本でも見られるはずなんですが、いつどうなるのか、まだ詳細はわかりません。


<監督>
イ・ジャンス

<出演>
カン・ジファン
 今年の前半に公開されたカン・ジファン主演の映画「7級公務員」が、韓国で今年最大のヒットとなったそうです。今人気あるようですね。

イ・ジア

<制作>
三和ネットワークスス / SAMHWA NETWORKS

<配給>
CJエンタテインメント / CJ Entertainment

<公開>
2009年11月5日 (韓国内)

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中打ち上げの夜

昨日の夜、収録が終わってから、中打ち上げがあった。
スタジオ近くの「東京一安い居酒屋」という看板の店で・・・。
100人近いスタッフキャストが集まり、ほとんど打ち上げのようだった。
私は一人っきりで書いているのが日常なので、人数の多い所は疲れるのだが、昨夜は楽しかった。医事監修の昭和医大産婦人科チームも大勢いらして下さって・・・。
今回のチームは脇役に超芸達者が揃っている。私も知らなかった役者さん達なのだが、本当にうまい。13本くらいの連ドラだったら、そういう人の役を膨らませられるのに、今回は9本なので、なかなか手が回らず無念。
そう言えば、須佐見教授役の国村準さんなんか、「ふたりっ子」の時は誰も知らなかったのに、今や売れっ子でギャラも高いし、なかなか出てもらえない役者さんだ。「ギネ」の中からもそういう人が育つといいなと、しみじみ思う。
初めてテレビの脚本を書いた時、震える思いで手書きの初稿をTBSに届けた日のことを、私も思い出した。

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カイザー・グレードA

「ギネ」の中で「カイザーグレードA」という台詞が出て来ますが、それは「超緊急帝王切開」のことです。
普通分娩をしていて、突然、胎児の心拍数が落ちて来た場合などの(他にもいろいろ理由はありますが)、一刻を争う帝王切開のことです。
ドラマの2話にもありましたが、「カイザーグレードA」を決断してから、患者をストレッチャーに移し、手術室に運び、麻酔をかけて、お腹を切り、胎児を出すまで、何と15分弱で行われます。
先生がお腹にメスを入れてから、胎児が母親の体外に出るまで、わずかに1分くらいでしょうか。
その場合、先生達は手術室での手洗いも着替えも行いません。そのまま手袋をはめ、普通の服の上に術着を羽織るだけです。たとえ感染症のリスクがあろうとも、手洗いさえしていられないほど緊急の帝王切開、それが「カイザーグレードA」なのです。

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「ギネ」始まります!


14日(水)夜10時から、日本テレビ系列で、
『ギネ  産婦人科の女たち』が始まります。
今、1話の編集が上がったところですが、なかなかよい出来です。
手術場面のリハーサルは、本番の前日、10時間もかけて昭和医大の産婦人科ドクター何人もの指導のもとで行われました。その成果は画面に出ています。
新生児なんか、ものすごくリアルですよ。私もアッと驚きましたから。
ぜひぜひご覧下さい。

写真は台本。6話が間もなく出来上がります。
裏表紙の裏面に記されているナンバーは、ネットに台本が出回るのを防止するためのナンバーです。
誰に何番が渡っているか記録しておけば、誰の本が外に流れたかわかるからです。
脚本家にはだいたい001番か002番が来るようです。

あ、それからこのページが17日(土)15時から20分ほど、メンテナンスのためにアクセスできなくなりますので、お許し下さい。

ではギネをよろしく!

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