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2009年07月 アーカイブ

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ノートパソコンの歴史


新しいノートパソコンが来た。
10年くらい前に、800グラムしかなくて持ち運び便利なシャープのMURAMASA(写真一番奥)が出て、すぐ入手。
MURAMASAは、えらく時代を先取りしていて、当時はまだ小型超軽量ノートパソコンは、どこの会社からも出ていなかった。その後、後発の機種がいろんな会社からあれこれ出たけれど、その先駆けがMURAMASAだった。このPCは、私と一緒にあちこちを旅した。
次のPC(写真真ん中)もシャープ。MURAMASAが疲れて来たので、30インチの大型デスクトップを手に入れた時に、こちらも手に入れたけど、海外に行く時は、軽いMURAMASAだった。
今回、ついにシャープから新しい小型ノートパソコン(写真手前)が出たのである!
待ちに待った気分。だってPCはデスクトップもノートもシャープしか使ったことないんだもの。
どうしても浮気する気になれなくて・・・。
人知れずシャープを愛するオオイシなのだ。

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シャネル


今、二つの劇場でココ・シャネルの人生を描いたミュージカルをやっている。
ハリウッドの映画ももうすぐ公開だ。
先日、ル・テアトル銀座の「COCO」を見た。
「愛と青春の宝塚」に主演した湖月わたるさんが、出演しているからだ。
1969年の作品なので、どうなのかしらと思って見に行ったのだが、素晴らしい作品で恐れ入った。
自立する女の孤独、時代の先頭に立つ人間の痛み、才能があるゆえの焦燥、世代交代の哀しみ・・・。
いつの時代にも通じるテーマがイキイキと息づいていたからだ。
湖月わたるさんは20歳のモデルを好演。何をやっても同じ女優が多い日本において、こんなにも演じること、扮することに真摯な役者魂に感服。
1幕と2幕の間に携帯から、「スゴクいい!」と思わず彼女にメールしてしまったほどだ。
女優陣が着ているシャネルスーツが素敵なのだわ。あれは本物なのかしら?
ん~、贅沢な衣装!
それに、胸に残るいい台詞が、いくつもあった。
来週はやはり「愛と青春の宝塚」に出演していた彩輝なおさんが出ている、新橋演舞場の「ガブリエル・シャネル」も見に行く予定。
すっかりシャネルづいている。

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さくらんぼとシャンパン


幼い頃、さくらんぼをお腹いっぱい食べるのが夢だった。
その頃は心の奥底以外、生きてることがそのまんま親に支配されていたから、自分の欲しいものを自分の意志で買え、食べたいものを選択できるということが、オトナになるということだとも思っていた。
お酒を昼間から飲んだって誰にも文句を言われず、自分の稼いだお金で買い物もできるようになったけれど、スーパーなどでさくらんぼを見ると、高くて手が出ない。
かなり高い洋服とか靴とかバッグなんかは衝動的に買ってしまうのに、なぜさくらんぼは買えないのか、自分でも不思議だ。
だから頂き物がさくらんぼだったりすると、スッゴクうれしい。
私の言うさくらんぼは、日本のさくらんぼね。
アメリカンチェリーのどす黒い色と大雑把な味は、日本の美しいさくらんぼには遠く及ばないもの。
朝起きて一口シャンパンを飲み、お腹一杯さくらんぼを食べる。そんな朝食がいいな~。

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マニフェストの不思議。

ジャーナリストと呼ばれる人達は、自民党も民主党も早くマニフェストを出さなければいけないと言う。
私も調子に乗って、そのようなことをある人に言ったら、アホかと言われた。
「あなたは、マニフェストを読んだことあるの?」
言葉がなかった。
その人は更に続けた。
「それよりも、ジャーナリストと言われる人々は、マニフェストが実行されたかどうか、検証した事があるんでしょうかね。新聞もテレビも、そういう追求をしている所はありませんよ。前回の参院選から、民主党のマニフェストの企業献金禁止の項目がはずされたらしいんですが、そのことを民主党の議員でさえ知らなかったと、堂々と言っているんですよ」
国会議員も読まないマニフェスト・・・何か虚しい・・・。
ジャーナリストと呼ばれる人達は、マニフェストを早く出せと言う前に、前回のマニフェストは実行されているのかどうか検証してもらいたものだ。そしてみんなに教えて欲しい。
前回の衆議院選挙は郵政民営化選挙だったのに、それに反対した議員ですら平然と復党し、今や大臣になっている。恥を知らない国会議員、筋を通すというシンプルな心意気もない大臣・・・そんな人達が作るマニフェストなのだ、所詮。
そう言えば絶好調だった頃の小泉元首相も、公約なんか守らなくても仕方ないと言っていたものね。
マニフェストとは、その程度のものなんだろうか。

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不自由な国

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私の知恵袋は、江川紹子さんのホームページ「江川紹子ジャーナル」と勝谷誠彦さんの有料ブログ「勝谷誠彦の**な日々」。 新聞を開く時間がなくても、テレビのニュースを見る時間がなくても、ふたりのブロクを見ているだけで、世の中のことは大抵わかった気がする。
江川さんのホームページは、江川さんのご意見が「新着情報」として時々掲載される。それは肝の据わった文章で、江川さんの良心と強い意志に貫かれていて、読んだ後、必ず自分のアホさに愕然とする。最近では、足利事件の冤罪被害者、菅家さんのインタビューが圧巻だった。体が震えるような気がしたもの。
実は勝谷さんも江川さんも知り合いなんだけど・・・なんてことを書いていると長くなるので本題に入る。
勝谷さんのブログに、神戸のサンテレビが『今夜もハッスル』というお色気番組を、6月27日深夜で打ち切ったというニュースが書いてあった。もう大分前の話ですみません。
以下太字は勝谷さんのブログからの抜粋。Asahi.comによると(中略)・・・
<独立UHF局のサンテレビ(神戸市)は、同局の深夜番組「今夜もハッスル」の放送を、27日深夜で打ち切った。NHKと民放でつくる第三者組織「放送倫理・番組向上機構」(BPO)からの指摘を受けたためと説明している。>
「お尋ね」があっただけでサンテレビはビビってしまったわけである。「顔色を窺う」というのはメディアがもっとやってはいけないことだ。サンテレビ側も根性がないとは思うが、今のテレビ局の惨状を知っている私から見ると、スポンサーが降りて苦しかったところへのBPOの「お尋ね」を渡りに舟と打ち切りに走ったと考えられなくもない。何にしても『今夜もハッスル』のホームぺーじは、政府によって弾圧されたまるで支那かミャンマーの反政府勢力の末路のような哀愁が漂っている。検閲のある国家というのはこういうものだという象徴的な風景として、目に焼き付けておいて下さい。

このようにメデイアが自主規制で萎縮してゆく様は、私もテレビに関わる者として、痛いほど感じている。このことは、ここでも何度も書いているんだけれど・・・そもそもBPOとは、権力の放送への介入を防ぐために、NHKと民間放送が作った組織なのに、今や、お上の手先のようになってしまっている。
私が子供の頃、テレビはもっとアナーキーでヤンチャだった。昔はよかったと言うことは言いたくないが、これだけは間違いない。日テレの『11PM』やテレビ朝日の『トゥナイト』は、お色気番組ではあったが、時々、目から鱗の問題定義もし、正にオトナの番組だった。そういうものはすっかり姿を消してしまって久しい。
打ち切りになった『今夜もハッスル』では、官能小説の朗読などをやっていたらしい。面白そうじゃないか! イヤなら見なければいいし、子供に見せたくなければ、テレビなんか取り上げてしまえばいい。
テレビ番組は制作者の名前も明らかにして創っており、ネットにおける悪意垂れ流しとは全くことなるものだということも、忘れないで欲しい。
東京のキー局もそうだけれど、私達テレビ番組の制作に関わる者は、もっと表現の自由について肝をすえなければならないと思う。ドラマも言葉狩りにあって、不自由でならない。
日本はヤバイことになっている。

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ウィンブルドン2009

去年もそうだったが、この時期はNHKの深夜で毎日、ウィンブルドンからテニスの中継があり、仕事も手につかない。チームスポーツではなく、たったひとりで何時間も闘い抜くテニスの凄さを毎年感じるからだ。
今夜は、大好きなフェデラーが7年連続決勝戦進出を決めた。
闘志をむき出しにする選手が多い中で、フェデラーはあまり表情を変えないが、王者の誇りが全身に満ちている。
だから私はフェデラーが大好きなのだ。
去年もナダルに決勝戦で敗れ、ウィンブルドン6連覇を阻まれた時は、他人事ながら心底悔しかった。
明後日、決勝戦があるそうだ。
明後日も眠れないだろうな~。

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