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2015年08月 アーカイブ

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図書館へ・・・。

不登校の子供は図書館へ・・・というニュースを見て、いいな、と思った。
私は一見元気な子供だったが、小中高は、ずっと学校が嫌いだった。
いつも学校を休みたかったし、家も居心地がいい訳ではなく、なぜ生まれて来たのかと思うと、パニック症候群のようになったり、吐いたりしていたものだ。
中学の頃の写真は特に、どれもひねくれた暗い顔をしている。
芝居が好きで演劇部に入っていたが、人間関係もあまりうまく行っていなかった。
“元気な子”という鎧をまとう器用さはあったので、仲間外れになったり、いじめられることはなかったが、自分も他人も嫌いだったし、いつも何に対しても、イヤだな~と思って生きていた。
こうして書くと、かわいくない子供だ。
不登校スレスレだったことを思うと、「学校に行くのが辛い子供は図書館へ」という誘いは、とてもステキな響きに聞こえた。

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民王

今期、ずっと見ているドラマは「民王」。
入れ替わりものは既視感があるし、いろいろ無理な展開もあるけれど、楽しい。
単純に夢と希望があり、笑いがある。
遠藤憲一さん、菅野将喗くん、実にいい感じ。
今夜も、総理の顔がコワイと幼い子供が拒否反応を起こす所など、
なるほどね・・と思った。
私も『お天気お姉さん』と『セカンドラブ』と2シリーズやったけれど、金曜ナイトの枠はいいな~。

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千林

先日行ったバーは「千林」という店名だった。
「一粒の花の種は地中に朽ちず、ついに千林の梢に登る」という言葉から取ったそうだ。
種は地中に埋もれるけれど、やがて木になり、千本の林となり、梢に咲き誇る、という意味らしいが、さらに続きがある。
「月も天にかかっているが、多くの水面に映って底に沈んでいる」
地中の種と天空の梢の花のように、すべての事象には逆の顔があるということだろう。
心に残る店名だった。

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母の言霊

先程、10年前の映画『男たちの大和』をテレビでやっており、チラッと見た。
全部見た訳でなないので偉そうなことは言えないが、この悲惨な事実を感傷的に謳いあげるのは、どうなんだろう・・・と思いつつも、涙してしまった。
8月のテレビは、戦争企画が多い。
去年死んだ私の母は、終戦時19歳。
「あの時代のことはドラマでも見たくない」と言って、戦争関連の番組は、ドキュメンタリーはもとより、ドラマでも一切見なかった。
それと、「静ちゃん、サイパンやグアムには観光で行かないで。あそこは遊びに行く所ではありません」とも言っていた。
母の言いつけを守ったつもりもないのだが、今まで私はグアムやサイパンに遊びに行ったことがなく、戦争ドラマも書いたことがない。
戦中戦後の宝塚歌劇の話を書いたことはあるが、戦争ものという感じでもなかった。
でも、強いて言うならその1本だけだ。
母の言霊なのかも知れないと、毎年夏になると思うのである。

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内向きな話ですが・・・。

今一緒に仕事をしているプロデューサーは33歳。
私が産んだ息子くらいの年齢だが、センスよく、その才能と頼もしさは抜群。
業界でも注目の才能だ。
思えば、私が結婚した時、私は25歳、夫は33歳。
夫の30代は正に人生のピークで、本当に輝かしい時代だったので、8歳年下の私には、ステキな存在に見えた。学歴がなくとも、お金がなくとも、この人の妻になりたいと思って一緒になった・・・のではなかったか。
そのことを、今一緒に仕事をしているプロデューサーを見ていて、突然、思い出した。
身長が180センチを超えており、手足の長い感じが、そのプロデューサーと夫は似ているからだ。少し猫背な感じも・・・。
現在の夫は、もうすっかり年老いており、毎日夫の顔を見ると、何でこの人と結婚したのかな? と心が混乱する。私も同じだけ年を取っているので、夫も同じ思いかもしれないけれど・・・。
積極的に別れる理由はないとは言え、一緒にいる意味も見い出せない。ここまで来たらどっちかが旅立つまで行くしかないな・・・と多分、夫も思っているのだろう。
でも、そのプロデューサーに出会ったことで、夫の輝かしかった時代が、私の中でふっと蘇った。
人生は無駄な時間、辛い時間の方が圧倒的に長いけれど、ステキな瞬間もあったのだな・・・と思う。
実感ももはや遠いけれど、この人の妻になりたいと思った日は、かけがえのない瞬間だったかも知れない。
人は老いる、人生は虚しいけれど・・・。

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