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2021年10月 アーカイブ

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和田家の男たち

明日から始まる新しいドラマのお知らせです。
22日(金)から毎週金曜、23時15分 
テレビ朝日系列、金曜ナイトで『和田家の男たち』

元新聞社長で、今は論説委員の祖父・和田寛(段田安則)
テレビの花形ニュース番組の総合プロデュ―サーである父・和田秀平(佐々木蔵之介)
チェック機関なく直感で記事を上げて行くネットニュース記者の息子・和田優(相葉雅紀)
男3人の、かなり変わったホームドラマですが、私の中のテーマは「報道の使命とは?」です。
長年、テレビというメデイアでドラマを書いて来ましたが、私が思うことは、段田さん演じる和田寛のセリフに託しました。視聴者の皆さんに一言でも届けば、これを企画した甲斐があったと思います。
この時期は既に決まっていた仕事があり、書くことは難しいかと思ったのですが、段田さん、蔵之介さんが揃うかも知れないというプロデュ―サーの言葉に心が揺らぎ、思わず引き受けてしまいました。前半は私が書きましたが、後半は脚本家が交代します。
深川栄洋監督の演出も絶好調で、見たことのない雰囲気のドラマになっています。
ぜひご覧下さい。

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ブロードウェイ

NHKのニュースで見たんですが、ブロードウェイでは、有色人種の割合は出演者が20%、脚本家が14%、演出家にいたってはゼロで、圧倒的白人優位なんだそうです。
わかっていたけど、この数字はショックですね。
コロナ禍を経て再開し始めたレパートリーでは、脚本家も出演者もいきなり有色人種が増えたとも言ってました。
一過性で終わらないといいですが。

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ふたりっ子

BS12でこの半年『ふたりっ子』を放送しており、今夜が最終週でした。
この作品を書いた25年前、私はまだ40代になったばかりで、恋愛観も仕事観も家族観も、今とは大分違いました。今見ると、ちょっとうっとうしいくらいの勢いがあり、自分を信じて突き進んでいたことがわかります。
今はあんな自信ないな・・・と感じました。
自分の作品にグッと来ることはほとんどないのですが、最終週、鎧の断崖の景色、引退する米原、まぼろしとして消える銀爺に泣けたのと、再度、香子に迫る森山史郎の色っぽい目つきにシビれました。
誰の人生もアッと言う間に過ぎて行くんだな~と思いながら見た『ふたりっ子』の再放送でした。   

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