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21話放送後

廃邸ラストの道長の表情にしびれました。
内裏でも倫子の前でも明子の前でも、絶対に見せない表情を、まひろの前ではする道長。
佑さんがすごく計算して演じているのがわかります。
廃邸で結ばれた日から10年。国のトップとなり、大人になった道長のたたずまいに、月日の流れを感じました。

「たった一人の哀しき中宮のために、『枕草子』は書きはじめられた」のナレーションまでの流れも、見事な演出で胸に迫りました。
去年ここを書いている時の気持ちとしては、定子の出家は、一条の裁きへの瞬間的な抗議の感情のつもりでした。でも今日のは、それだけではないいろいろな定子の想いが交錯して見えて、なるほどでした。
こんな苦しい展開をやった後で、ニーハオで終わる所も、監督のセンスを感じます。私の台本に「ニーハオ」はないので(笑) 脱帽しました。

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