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20話放送後

長徳の変に関しては隆家が悪いんですけれど、それまでに伊周の人柄に問題があったのだろうな・・・と思います。身分高く、美しく、教養もあったと言いますから。足らなかったのは人望なんでしょう。一条は厳しい裁きを下したことを悔いていたのか、都に戻ってからもずっと伊周を引き上げようとし続けます。そしてそれは道長の脅威となります。

高畑充希さんはいい女優さんだと前から思ってましたが、今夜の帝に頭を下げる所、胸に迫りました。芝居もうまいですが、声がいいです。
中島チーフ監督は“役者は姿より声”といつも言ってます。大河や朝のように長くつづくものは特に声なんですって。充希さんの声を聞いていると、監督のいうこと、納得です。柄本さんのちょっと高めのやわらかい声も、吉高さんのハスキーな声も、1年聞いてもお客に愛される声なんです。

ひとつ前にも書きましたが、為時がまひろに道長のことを問い、まひろが答える所も、まひろの表情が実によくってシビれました。音楽も・・・これがかかると毎回泣きそうになってしまうのです。
来週、まひろは越前に旅立ちますが、予告にあったまひろを抱きしめる道長の表情。「柄本佑のこういう顔が見たいのよ」と思いました。
ここは原監督に「ミュージカルみたいに演出してね」と言いました。
ミュージカルで恋人同士がデュエットするイメージです。
「枕草子」も誕生しますので、お楽しみに。

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