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ベガーズ・オペラ

以前、一緒に劇団を主宰していた永井愛さんの芝居『歌わせたい男達』が、朝日舞台芸術大賞のグランプリを受賞しました。
もう愛ちゃんは、世の中の賞という賞は全部取ってしまって、残っているのは文化勲章くらいなんですけど・・・何度取っても、めでたいことです。
私は向田邦子賞と橋田賞くらいしか取ってないので、愛ちゃんの気持ちはわかりませんが・・・。

今夜は、内野聖陽クンの主演している日生劇場のミュージカル『ベガーズ・オペラ』を観に行きました。
ブレヒトの『三文オペラ』の原作になった作品です。そもそもブレヒトが、原作物を書いていたことに驚愕。
内野クンは相変わらずセクシーで素敵だったけど、四時間近くある上演時間は長く感じました。
音楽も『エリザベート』のように頭に残るようなメロディーがなく、やや物足りなかったかな。ワルツのリズムは心地よかったけど・・・。
カーテンコールでは、客席は総立ちでしたが、私はスタンディング・オベーションに値するほどでもないかな~と思って、拍手はしたけど、ずっと座ってました。
楽屋で会った内野クンは、結構疲れていました。舞台が八百屋(ナナメになっている舞台のことを言います。八百屋さんの商品を並べてある部分がナナメになっているのにちなんで、八百屋というんですけど・・・)で、しかも階段が多く、その階段を華麗に駆け上がったりしないとならないので、二回公演だと辛いみたい。
そうは言っても、才能に恵まれた役者はしあわせですよね。客席に座っていても、見ている私より、舞台の上の役者達の方が、絶対にしあわせだろうといつも思うのです。
そんなことを考えつつ、家に戻って、すぐ机の前に座り、仕事に戻りました。私って、何て働き者なんだろうと思いつつ・・・。


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