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のりのせい・・・

今日オリンピックの閉会式で、そちらの話題に世間の気持ちは乗り替わってしまうと思うが、私は8月6日、広島の平和記念式典で、菅総理がメッセージを飛ばしたことが頭を離れない。
のりがくっついて、ページをくれなかったことが原因。事務方のミスと官邸は言い訳したそうだが、「のり」のせいにするって・・・呆れて言葉を失った。
総理は、本番前にその原稿を開いて下読みさえせず、いきなり原稿を読んだのも妙だが、もし、のりで次のページが開かなくても、そこから先は原稿を離れ、自分の言葉で語ることは考えなかったんだろうか? 「あ、くっついて剥がれない、じゃ飛ばしちゃえ」と思ったんだろうか? 一番大事な所を堂々とすっ飛ばした訳だから、飛ばしちゃってもイイヤと思ったことは明らかだ。
飛ばしたことにも気づかなかったとしたら、平和への思いがなさ過ぎて、頭が悪る過ぎて意味不明だ。小学生じゃない、一国の総理なのに。
役者が舞台でセリフを忘れたり、相手役がセリフを飛ばしてしまった場合、それでもお客に何とか意味が通じるように、役者はアドリブであっても何かを語って、芝居の意味を客に伝えようとする。総理にはその機転もない。
唯一の被爆国として、こういう悲劇を繰り返してはならないというメッセージは、そんなに難しい話ではないと思うけどな・・・。
それも出来ずに、「のり」のせいにして平気な日本の総理大臣を、他の国の政治家も海外メデイアも、心の底からバカにしているだろう。
というメモを書いていたら、IOCが菅総理と小池都知事に、五輪功労章を送るというニュースが入って来た。どういう気持ちで、これをもらうんだろう、総理は・・・。
ブラックなジョークのような展開だわ。

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