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圧巻のセット

大河の執筆があまりに大変で、ここを更新する余裕もなく・・・。
時々のぞいて下さる方に、お詫び申し上げます。

NHKのドキュメンタリーで、ウクライナの負傷兵へのインタビューを見ました。
「傷がいえたら必ず戦場に戻って国のために戦う」と画面に出て来た兵士全員が語っていて、私は、まるで78年前の日本人のようだと感じて苦しくなりました。
一億総玉砕に異論を唱えることが許されなかった78年前の日本。
私は昭和26年の生まれで、戦争が終わってわずか6年後に生まれた子供です。
母は「誰もが国家のために死ななくてよくなった。本当に良かった」といつも言っていました。ウクライナの兵士の本音は、どうなんでしょうかね。

来年1月7日から始まる大河ドラマ『光る君へ』は、今までTBSの緑山スタジオを借りて撮影していましたが、ついに渋谷の放送センターに移動します。平安時代のセットがとてつもなく立派なため、バラすのも移動するのも建てるのも猛烈大変で、引っ越しに2週間以上かかります。その間、役者は撮休です。私に休みはないですが。
前の大河の時は、そんなにセットに驚かなかったですが(戦国時代で見慣れていたのかな?)、今回は、セットの見事さに鳥肌が立ちました。さすがNHKの美術部です。
すごいセットに立ってみると本当に1000年前にタイムトリップした気分になりますので、視聴者の方にも、その感じを味わっていただきたいと願っています。
圧巻のセットに負けない台本を書かねばならないのが、いい意味でのプレッシャーですね。

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