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『離婚しようよ』間もなく配信開始
22日からついにNetflix 『離婚しようよ』の配信開始です!
いや~、長かった。
3年半くらい前から台本作りをはじめ、1年半前には書き上がって、それから撮って、それから何十か国語にも翻訳し、吹替えし・・・
あまりに時間が過ぎてしまい、前代未聞の台本作りの刺激的思い出も遠くなりつつありましたが、いよいよです!
先の読めない展開は、さすが・・・って誰がさすがなんだかですが、よく考えたな~と思います。
世界中の人の興味を引けるかは、やってみないとわかりませんが、日本のドラマ好きな方には、楽しんでいただけると信じます。
ぜひご覧ください。
『光る君へ』のロケ
『光る君へ』のロケは、京都の平安神宮から岩手県・えさし藤原の里に移動。
五穀豊穣を神に感謝する「五節の舞」の撮影が、前半出演者ほぼ全員集合で行われました。
見に行きたかったけど、台本を1行でも前に進めないとならないので、東京にいました。スタッフから送られて来る撮影の写真や動画を励みに・・・。
写真は今日NHKからも公開された五節の舞のまひろ(紫式部)。
吉高さんのこのハマり具合、この美しさ、絶妙のキャスティングだったと改めて思いました。
高貴な姫は、男の目にさらされる所には出ないので、一応貴族ではあるが身分の高くない娘が、神にささげる舞を舞います。この儀式は表向きは神事ですが、裏にはハーレム的意味合いもあり、帝をはじめ貴族の男達は、目にとまった娘がいれば手をつけるんだそうです。ドラマはそこには突っ込みませんが、何とも平安時代な感じですね。
この神事で、まひろの人生にも衝撃的なことが起こります。4話から5話あたりのお話です。視聴者の皆さんを平安時代にいざなえるかどうか? 毎日そればかり考えながら生きています。
今頃ですが・・・
坂元裕二さんのカンヌの脚本賞、晴れがましいですね。
何か私もうれしい気分になりました。
40代くらいまでは、人の成功には嫉妬したものですが、
10年前くらいからそういう気分はケロっと消えました。
枯れたのか角が取れたのか…私は私に出来ることを淡々とやるしかないのだってことが、わかったみたいです(笑)
執筆が目一杯で、お知らせする間もなく過ぎてしまいましたが、23日に「光る君へ」オールスタッフキャストの顔合わせがあり、28日に京都の平安神宮でクランクインしました。ネットのニュースでクランクインの画像などご覧いただけます。
顔合わせは、3年間、どこもやらなかったので、再開出来て感無量でした。
実はNetflixの『離婚しようよ』は、コロナ禍中でもプロデュ―サーの英断で本読みだけはやったんです。でもスタッフはいなかったのですよ。
大河はスタッフの人数も半端なく多いので、華やかでした。
私は常に役者と遠い所で、ひとりで台本を書いているので、役者の生の声を聴くと、イメージは膨らみます。
感動したのは小さい役の見知らぬ役者が絶妙にうまいことです。年明けから半年もの間、ず~っと中島チーフ監督がオーディションをやっており、小さな役もオーデイションで決めたのです。勝ち抜いた人は尊いです。みんなにチャンスがあるような本にしたいと心から思いました。
大河より前に、今月22日から『離婚しようよ』が配信開始です。
あまり宣伝見ませんが、ぜひご覧ください。
写真は、桃李クンと里依紗ちゃんの美しいキスシーン。
金子監督、うまいです。