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実は先取りしてました。


古い話ですが、ドラマ『セカンドバージン』の中で、鈴木行が、
「日本では、株の取引きは金融庁、商品取引(コモディティ)は経済産業省の管轄です。ですから株とコモディティを同じ口座で一括して取引することが出来ないのです。一刻も早くその仕組みを作らなれば、日本の金融市場はアジアのローカルマーケットになり下がってしまう。経済産業省と金融庁の垣根を取り払わなければ・・・」
というような台詞を、何度も言いました。
ドラマの中では、金融庁時代の鈴木行の情熱と奔走によって、株とコモディティは同じ口座で取り引きできるように金商法は改定されたと描きましたが、現実には、金商法は改定されていなかったのです。
それが遂にドラマから丸2年後となる9月6日、金商法の改正が衆院を通過しました。
将来に向けて同じ口座での取引を可能にする制度ができたのです。
『セカンドバージン』は究極のラブストーリーでしたが、そんな所で、時代の“先取り”もしていたのですよ。
鈴木行の仕事部分を監修して下さった方々は、本当に凄い方達ばかりでした。
ドラマを書き始めた頃は、コモディティなんて言葉も当然知らず、アホーな質問を連発するオオイシに呆れながらも、根気よくご指導下さり、貴重な情報を下さった事に、改めて深く感謝しました。
この法案成立を祝って、先日、シャンパンで乾杯もしたんですよ。

写真は新旧ドラマのDVD。
『クレオパトラな女たち』買ってネ。
『クレオパトラな男たち』の台本も入ってます。

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