profile & book works top page
star
­

文楽9月公演

9189935d1baefff92eba10c6ca413a6ca07900b8aa76be2bebc47ebff8da4dab00cc6d2d115c6aa806f2e433580c00c01a85cc58550772edd4f805a4090ff675.jpg
昨日国立小劇場で文楽9月公演(『嬢景清八嶋日記』『艶容女舞衣』)の初日を見た。
現代に生きる我々の人生も不条理きわまりないものだが、江戸中期の作も、割り切れない運命としょうもない人の気持ちを、これでもかとコッテリ描いていて圧巻。と言うか身につまされた。
4時間はお尻が痛かったけれど、終演後、「面白かった!」と素直に思えたので、行ってよかった。
そのまま倒れてしまいそうなほど全身全霊で語られる浄瑠璃。
修行のほどがしみじみと感じられる人形さばき。
腹の底に染み渡る力強い三味線の音。
三位一体とはこのことだと思った。

­
­

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.5012.jp/ohishi/cgis/mt-tb.cgi/1051

­

« 前の記事 | 次の記事 »