シンポジウムの夜に思ったこと
なかなか更新できずにおりましたが、生きてます。
アッと言う間に今年も残り2か月となりました。人生は猛スピードです。
29日、東京ドラマアワード関連イベントで、プロデュ―サー協会のシンポジウムに出演しました。
脚本家として尾崎将也さんと古沢良太さんと私、演出家としてフジテレビの並木道子さん、NHKの川上剛さんが登壇し、日芸教授の中道綾子先生の司会で、いろんなお話したのですが、同業者と仕事の話をすることは滅多にないので、新鮮な驚きがありました。
古沢さんの「今書きたいものを、今書きたいので、先の仕事は引き受けない。仕事はほとんど断っている」という発言が一番印象的で、今をときめく脚本家のあふれる自信を感じ、頭がクラッとしました。
そして、私にかつてそういう時代はあったんだろうか、と思いを巡らしました。
確かに40代は人生にも勢いもあり、先の仕事がなくなる恐れなぞみじんも持たず、ほとんどのオファーは断っていたと思います。私の場合「今書きたいことを今書くために」断っていた訳ではなかったけれど、あの頃は仕事のオファーも、今よりずっとに多かったんだな・・・と思うと、月日の流れを感じ、ベテランになっちゃった寂しさも感じました。
古沢さんはすごい才能の持ち主で、なおかつ姿も美しい所が、実にステキです。
「お久しぶりです」と控室で挨拶を交わした時も、思わず「いつ見ても美しいわね」と言ってしまいました。
これに対する古沢さんの答えはなかったです。
ずっと昔、岡田恵和さんに「シズカ姉さん、相手が返事に困るようなこと、言わない方がいいよ」と、やさしく注意を受けたことを思い出し、またやっちゃったな・・・と思いました。
この夜は、かつて一緒に仕事をしたプロデュ―サーやディレクターにも再会できたりして、疲れたけど楽しいひと時でした。
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