2008年04月 アーカイブ
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聖火
聖火が回る先々の国で、トラブルが起きている。
ものものしい警備の中を走る聖火は痛ましくはあるが、オリンピックをきっかけに、チベットの問題が世界中に報道されたことは意味がある。
暴力は否定されなければならないが、考えを主張することはいいことだし、中国の聖火護衛隊も、フリーチベットを叫ぶ人も、一緒くたにして「何事もないといいですね」と語るニュースの姿勢は、どうも中途半端な気がしてならない。
長いものに巻かれて諦めて生きるより、意見があれば、声を上げた方がいい。
そういう意味で、今回の聖火リレーは、悪くないと私は思っている。
チベット問題に加え、毒入りぎょうざや大気汚染の問題もあり、私は北京オリンピックはボイコットしてもいいと思ったが、この日のために人生をかけて来たアスリートの気持ちを思うと、そう簡単には行かない。
ただ、北京オリンピックは、これからも様々な問題を世界中の人に晒し続けて行くだろう。目をこらそう。そして意見を持とう。声を上げよう。
DVDいっぱい出てます。
『暴れん坊ママ』『恋せども、愛せども』(芸術祭優秀賞)
『功名が辻』『ふたりっ子』どちらも完全版。
連続ドラマって、書いている時は苦しいので、最終回が書き上がると、もう忘れたいっていうほどイヤになるんですが、『ハンドク!!!』とか『First Love』とか『長男の嫁』とか『あなたの人生お運びします』とか、昔のドラマをたまに見てみると、実によく出来ているわ~! と自画自賛してしまいます。
私の大好きな『アフリカの夜』がDVDにもビデオにもなっていないのが無念ですが、
あの番組は当たらなかったので、フジテレビがDVDにもビデオにもしてくれなかったのです。ああ、もったいない! と、いつもひとりごとを言うオオイシです。
政権交代を!
衆院山口2区の補欠選挙では、民主党に勝ってもらって、政権交代の流れを強めたいと、心の底から思うオオイシである。
代議士とは、道路の利権で肥え太るのは当たり前だという常識を作った自民党の罪は、言葉に言い尽くせないほど深い。社会保険庁の腐敗も、道路特定財源の無駄遣いも、何もかも自民党の責任だ。
この国で最高の権力を持つ首相が、野党の党首に向って、権力を振り回さないで欲しいなんてことをいう非常識がまかり通るのも、信じられないことだ。
利権を手放したくない道路族の帝王が、民主党はテロリスト、国家騒乱罪だなんて平然と言い、いい加減な理屈を涙で訴えるような茶番に騙されてはならないと思う。
民主党の参議院議員、鈴木寛氏に聞いた話だが、道路特定財源の10%を使えば、今の救急医療の問題は解決し、道路特定財源を100%使えば、今の医療問題はすべて解決するという。
それでも絶対に道路の利権を手離さない自民党の道路族とは、一体何なんだろう。
そういう政治家を選んで来た日本国民も何なんだろう。
これまで税金をさんざんっぱら無駄遣いし、国の財産を食いつぶしておいて、国民にそのツケを回し、堂々と増税を説く自民党の理論派というわれる政治家は何なんだろう。
そう言うことを考えていると、頭がヘンになりそうだ。
民主党が万全だとは思わないが、自民党の長期政権を覆さないと、世の中は絶対に変わらないと思う。
話はコロッと変わって・・・。
DVDいろいろ出ました!
新作は『暴れん坊ママ』 『恋せども 愛せども』
『恋せども 愛せども』は、去年の芸術祭優秀賞を受賞したWOWOWドラマです。ご覧になっていない方は、ぜひどうぞ。
『ふたりっ子』完全版 『功名が辻』完全版もあります。よろしく~!
暴れん坊ママのDVD
遅くなりましたが『暴れん坊ママ』のDVDが発売されました。
他にも『ふたりっ子』完全版、『功名が辻』完全版なども出ておりますので、もろもろよろしくお願いします。
くわしくは、右下の CANDID COMMUNICATIONS のホームページをご覧下さい。
私はこのページを更新するのを、サボりがちなんですが、CANDID COMMUNICATIONS の方では、私のテレビ出演や、インタビュー記事の出ている雑誌なども、きちんと出ていますので・・・。
だったら何なんでしょうね、このページは・・・。でも時々、どこにも書かないことも書きますので・・・。
才能
4月4日(金)の夜、花粉症で死にそうになりながら、六本木にバナナマンのライブを見に行った。
『暴れん坊ママ』の時、日村さんが出演していたご縁で招待してもらったのだ。
素晴らしかった。
ネタも面白いし、二人の気合と集中力の高さが見事。お笑いの人は、厳しい所で日々精進しているのだと思い、頭が下がった。
六本木からの帰り道、私ももっと自分に厳しく生きなければならないという真摯な気持ちになって、我ながら驚いた。
5日の昼間、NHKハイビジョンで「カラヤン」についてのドキュメンタリーをやっていた。
20世紀が生んだ最高の指揮者カラヤンとバーンスタインを対比的に解説する内容だったが、どちらもその風貌が圧倒的に美しいのに息を呑んだ。
交響楽団との稽古風景も、とにかく美しい。演奏者へのダメだしも、あの顔で言われたら、何でも納得してしまうだろうと思うくらい・・・。
人の美醜は、その本質的な力に関係ないと言うのは建て前に過ぎないことが、実感できる。美しいというのは圧倒的才能だ。他の才能をバックアップする力をも持つ才能である。
原稿を書かなければと思いつつ、画面に吸いつけられるように動けなかった。NHKはこういう番組を時々創るから、やっぱりスゴイのかも・・・。
カラヤンが亡くなった後、ウイーンで行われた追悼演奏会で、マーラーの交響曲5番(だったと思うけど?)を指揮するバーンスタインの、悲しみに満ちた表情を見ていたら、涙が出てしまった。