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2007年04月 アーカイブ

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単発ドラマ

ドラマのお知らせです。

5月4日(金)夜9時~ フジテレビ系
『松本喜三郎一家物語――おじいさんの台所――』

主演―三国連太郎、安田成美
   
妻に先立たれた80歳の男やもめと、4人の娘達の物語です。
笑えて泣けるいい話に仕上がりましたので、是非ご覧下さい!
私の大好きなグッさん(山口智充)も、成美さんの同級生の役で出ています。「あなたの人生お運びします」以来、ずっとまたグッさんと仕事をしたいと思っていたので・・・。
先日の記者会見で、三国さんに対し、「若い世代に伝えたいことは?」という質問が出たら、「平和の大切さ、平和を守る心」と答えられました。ドラマとは直接関わりはないんですが、説得力のある話でした。
三国さんの若い頃、いつの間にか足にゲートルを巻くことが義務づけられ、いつの間にか軍人が学校に来て、軍事訓練をするようになり、いつの間にか戦争に突入していたというのです。ふと気がつつくと、国が思わぬ方向に向って突っ走って行くことを経験した者として、このことは伝えたいということでした。

ドラマはそういう話ではないんですけど・・・。
連休中ですので、ぜひご家族でご覧いただければと思います。

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ペナルティーのあり方

『あるある大辞典2』の捏造問題は、テレビに関わる者として、やり切れない思いがしている。
決してあってはならないことだとは思うが、それを理由に、時の政権がメデイアへの監視を強めようとしていることは、もっと恐ろしい。
6日、閣議で放送法の改正案が決まった。
「放送局が事実ではないことを放送し国民に悪影響が出る恐れのある場合に、再発防止計画の提出を放送局に求める」など、行政措置が可能になる放送法の改正案だ。
繰り返すが、関西テレビの捏造は許されるものではない。しかし、放送内容にまで踏み込んで、行政が判断するというのは、憲法で保障された「表現の自由」を侵すものだと思う。
捏造やヤラセは繰り返し行われ、なかなか放送局の自浄能力が発揮されないのも事実だが、だからと言って、行政が口をさしはさんで来ることは行き過ぎである。
今回の問題では、関西テレビは番組を打ち切り、民放連からも除名された。経済的な痛手も大きいだろう。行政が口を出さずとも、ペナルティーは重層に行われたと、私は感じている。
国の監視だけがすべてではない。

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NHKスペシャルの仕事

4月9日(月)NHK総合、夜10時~
NHKスペシャル
『松田聖子――女性の時代の物語――』

ドラマとは違う仕事をしました。
今年45歳になった松田聖子の、デビューからの27年の時の流れと共に、同世代の女性の生き方の変遷を追ったドキュメンタリーです。
その中で、私は聖子へのインタビューと、一部、自分で書いたエッセイを朗読しています。
ドキュメンタリー番組に関わることも、人にインタビューすることも初めての経験で刺激的でした。
NHKの中ではドラマ部門と報道部門は別会社ほど違う世界なのですが、NHKの看板番組、Nスペのスタッフは、とても優秀でカッコよかったです。
聖子の私生活にカメラが入ったのも初めてですし、娘、沙也加が母を語るシーンが、とても興味深いです。沙也加は20歳で、インタビューにも実にしっかりと答え、こういう娘さんが育ったことにも感慨深いものがありました。
NHKスペシャルですから、スキャンダルの真相を暴くということではありませんけど、今まで見えて来なかった松田聖子と、働く女性の悲喜こもごもが胸に迫ります。
ぜひご覧下さい。

『功名が辻』のDVDも、よろしくお願いしますね!

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