profile & book works top page
star
­

終わりとは唐突なもの。

間もなくジダン擁護論が、一世を風靡するのだろうけれど、あえて書いてみようと思う。
決勝戦を退場になったジダンの行為を、その直後は世紀の失敗みたいに言う人が多かったけれど、
私はちょっと感動したな。
いきなりぶちきれたという唐突な感じがいい。
スポーツマンシップがどうこう言うけれど、スポーツマンである前に人間なんだし、家族か人種か知らないけれど、差別的屈辱的なことを言われたことは間違いないだろう。あれだけ疲労&高揚しているのだから、カッとするのは当たり前。
スポーツマンシップをとやかく言うなら、マセラッティのほうがよほど心卑しい。

しかし、サッカーというのは狩猟みたいなもので、いかにも肉食人種のゲームで、日本人にはまったく不向きだと思った。

中田が「ファンなどにきちんと挨拶できずに引退せざるをえないのは残念」
と言っていたけど、別れというのは、いつもそういうものだろうなあと思う。
「オオイシさん、死んだんだって」
「へえ~、昨日、ジダンのこと、何か言ってたのに・・・」
みたいな感じでね。

­
­

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.5012.jp/ohishi/cgis/mt-tb.cgi/450

­

« 前の記事 | 次の記事 »