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WOWOWが出来て15年

18日に、WOWOWの創立15周年記念イベントに出席。
パネルディスカッションにパネリストとして参加したのだが、なかなか面白かった。
パネリストは、ぴあの社長の矢内廣氏、東大名誉教授で元総務省総務審議官の月尾嘉男先生、プロデューサーの残間里江子氏、WOWOW会長の佐久間曻二氏、それに私。
ディスカッションのテーマは「放送事業を取り巻くシニアマーケットの実情」
人数の多い団塊の世代がリタイアし、エンターテイメントを楽しむようになると、大人向けのソフトが必要になるだろう。大人が見るテレビがニュースと「渡る世間~」「冬ソナ」だけでは、あまりに寂しい。
昔、漫画家の弘兼憲史さんが、「私は同世代に向かって、ずっと漫画を描いてきた。これから死ぬまで、その気持ちは変わらない」と言われたのを聞いて、うらやましいな~と思ったこともある。しかし一方で、本当に面白いものは、大人にとっても子供にとっても面白いはずだとも思う。例えわからない所を飛ばして見ても、人間が息づいていることが的確に描かれていれば、子供も必ずついて来る。どの世代に向けてドラマを書くのかと、いつも聞かれるが、私はあまり視聴者の世代を考えたことは、実はないのだ。
矢内社長の示された、各世代別の好きな音楽では、どの世代にもサザン・オールスターズが入っており、サザンの偉大さを改めて認識した。
それと、月尾先生の示されたデータで、去年、iPodに一番ダウンロードされた音楽は「君が代」だと聴いて唖然。「君が代」をダウンロードして覚えるんだろうか? 楽しむんだろうか? いろんな歌手が最近、君が代を歌うけど、いろんな歌手の「君が代」がダウンロードできるんだろうか? 
何はともあれ、これからは多チャンネルの時代。ペイテレビの時代。
多チャンネル化して、私達の仕事も広がって行くのはステキなことだし、視聴率なんてものも、あまり意味がなくなるのはいいことだ。

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