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いろいろ

今期のドラマ、私的には『フラジャイル』と『ナオミとカナコ』が面白い。『怪盗山猫』もなかなか。
しかし全部原作のアレンジで、何かこれでいいのかな、と思う。若い脚本家にこそ、オリジナルを! と思うけれど・・・。

クローズアップ現代から、3月一杯で国谷裕子さんの姿が消えるそうだ。既に出演回数も減って来ていると感じる
降板を発表した1月12日、私は20時からドラマの打ち合わせがあったので、NHKに行っていた。1Fのホールでエレベーターを待っていたら、国谷さんとスタッフが降りて来られた。
「ご出演の先生をお見送りするの」と言って西玄関に走って行かれ、立話もさほど出来なかったが、相変わらず颯爽としておられた。
なぜ国谷さんを知っているかと言うと、亡き米朝師匠をクローズアップ現代が取り上げた時、出演したことがあるからだ。
クローズアップ現代はやらせ問題など、番組創りに重大な間違いがあり、国谷さんは表の顔として、その責任を取らされたのだろうか? 或は菅官房長官が出演の際、集団的自衛権のことで突っ込んで、官邸に嫌われたのだろうか?会長が官邸寄りなのは、わかっているけれど、偉い人は他にもいるし、番組スタッフも大勢いるし、彼女を守ろうとする人々はいなかったかな? いたけどどうにもならなかったのだろうか。
テレビはまだ歴史が浅い分、若い人を好む。初々しいものを尊いと評価する。その傾向は民放に顕著だ。
でもNHKだけは、若手も大胆に抜擢するし、ベテランも大事にする。そのバランスが素晴らしいと思っていたのだが、今回は、国谷さんを切る決断をしたようだ。
表に出て来ない深い深い理由が、あれこれあるのだろうけれど、20年に渡り他の番組に出演せず、クローズアップ現代ひとつに賭けた国谷さんの姿勢は、一際潔かった。年を重ねて行く様子も又、ステキだったし、若い者にはない輝きがあった。いくつになっても番組のアンカー足り得る彼女の存在は、年齢を重ねた我々の希望でもあったのに・・・番組降板は、本当に寂しい。

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