profile & book works top page
star
­

和田秀樹監督

昨晩、和田秀樹監督の映画「『わたし』の人生 我が命のタンゴ」という映画が、モナコ国際映画祭で、最優秀主演女優賞(秋吉久美子)、最優秀主演男優賞(橋爪功)、人道的作品賞(和田秀樹)、ベストキャスティング賞を受賞されたお祝いの会があった。
和田監督は、日頃は精神科のお医者様で、私も患者なのであるが、この日は監督の顔。
普段と別人のような華やかさに満ちていた。
日本は、待機児童が多いということは報道するが、特別養護老人ホームが足りないために待機している待機老人のこと、介護離職の現実は報道しない。
待機児童の母親は若い女性だが、介護離職を迫られる女性は若くないからだ。
日本はそういう社会なんだと、この映画のテーマでもある介護離職についてスピーチなさった和田監督のお話には、力があった。
介護離職は、私の回りにも多いが、確かにマスコミは取り上げない。
この映画も、認知症の父の介護のために、キャリアを捨てる女性がヒロインだ。本当に切実な映画である。
大きな映画館で上映される作品ではないし、お金もかかっていないが、作り手の想いが深い。
こういう映画に安いギャラで出演された秋吉久美子さん、橋爪功さんにも、頭が下がった。

­
­

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.5012.jp/ohishi/cgis/mt-tb.cgi/864

­

« 前の記事 | 次の記事 »