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澁澤家LDK

『ガラスの家』の公式ホームページの、「番組に見どころ」の欄に、美術(セット、ポスター、タイトルバックなど)デザイナーの深尾さんの文章が出ています。
デザイナーとしての才能も突き抜けていますが、文章も素晴らしいので、ぜひ読んでみて下さい。
あの立体的な澁澤家のセットも、こういう深いお考えの上にデザインされたのか! とドキッとしますから。私も聞いてないことが、いろいろありました。
スタッフブログには、セットの図面も載っていますので、合わせて見てみて下さい。
普通のドラマのセットはおおむね平面的ですが、高低差があると、芝居も立体的になるのですよ。実に計算されたデザインな訳です。
ですが、立体的なセットは建てるのもバラす(壊す)のも、平面的なものより、激しく手間がかかります。
階段は同時に3人が上り下りすることもあり、頑丈でなけれがなりませんし、本当にお金と時間がかかったのだそうです。
『ガラスの家』の澁澤家のセットは、9回連続の放送分を撮影するのに、5回、建込み、バラしました。
スタジオは他のバラエティ―番組を撮影する日もあるので、建てっぱなしには出来ないのです。
そして、あの立体的なセットは、もう5回バラすと限界なのだそうです。
よく見ると結構傷だらけで、白い壁の汚れを、スタッフが消しゴムで消してました。
先日、澁澤家LDK最後の撮影に私も行き、見事なセットにお別れして来ました。
まだまだ撮影は佳境ですが、澁澤家は終わりました。

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