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2009年02月 アーカイブ

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トカイ

インフルエンザと手を打撲したことを書いたら、あちこちからお見舞いのメールをいただきました。
ありがとうございました。
もう元気になり、仕事にも完全復帰していますので、ご心配なく。

ところで今月JALの飛行機で旅をされる方は、機内誌「SKYWORD」を開いて見て下さい。
ハンガリーのトカイ地方を15ページに渡って特集しており、紀行文を私が書いています。
カメラマンはスケガワケンイチさん。若いけれど素晴らしい写真家でした。
紀行文というのは初めての挑戦だったのですが、彼の仕事振りに触発されて、私も新人のような気持ちで文章を書きました。
しかしながら、写真と文章のコラボレーションというのは、実は難しいですね。写真の中身を文章が説明し過ぎるとつまらないし、その逆もまたそうです。
いろいろと勉強になりました。
今度、紀行文を写真家と組んでやる時は、もっと素敵なものを作ろうと意欲に燃えています。

貴腐ワインの生産地として世界遺産となっているトカイ地方は、朝、窓を開けると、霧が窓から入って来るほど、霧深い所です。その霧と湿度と温度差が、ぶどうに貴腐菌をつけ、世界に名だたるワインを造るのですが、そのあたりのことはスカイワードで読んでね。
トカイは信号機もない、企業の広告もない、静かな田舎でしたが、そこに生きる人々の、誇り高さと伝統を重んじる生き方に、胸打たれました。そしてトカイは、世界遺産の名に恥じない「神に選ばれし土地」なのだと感じました。
私は外国にはあまり興味ないのですが、ハンガリーのトカイとブダペストは、また行きたいと思っているんです。

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インフルエンザ+打撲

インフルエンザにかかった。
予防注射もしていたので、症状は激烈ではないが、でも38度の熱は出て、咽が痛く、頚部のリンパ節も腫れており、声も力も出ない状況。
右頚部リンパ節が腫れると、遠い昔、ガンが転移した時のことを必ず思い出し、イヤな気分になる。
いかに具合が悪くとも、約束した打ち合わせなどはキャンセルしない主義なんだけど、昨日はすべての予定をキャンセルしてダウン。こんなこと10年ぶりくらいだな。
テレビの収録もあったのに・・・。押さえてあったスタジオは無駄になり、スタッフにも迷惑をかけたと思うと、本当に申し訳ないが、声が出ないとしゃべれないので、気合で行っても無理だったわと、自分に言い聞かせる。
来年の仕事の打ち合わせも飛ばしてしまった。こういうのはタイミングだからな・・・。ちょっと不安。
悪いことは重なるもので、クリニックの前で向うから走って来た女の子に突き飛ばされて転倒。右手を地面について打撲。スゴーク痛かった。
ウッとなっていたら、女の子が「すいませんでした。救急車呼びましょうか? どこが痛いですか? ごめんなさい、どうしたらいいですか」とやたら謙虚で親切なのに驚く。
あんなに全速力で走っていたのだから、急いでいたんじゃないのかな?
しかし、私を助け起こし、何度も大丈夫かと聞いてくる。
「私も不注意だったので、あなただけのせいじゃないわ。多分、大丈夫だと思うから」と言って別れる。
しかし、随分真摯というか、やさしい子だった。十代だと思うけど・・・。
「気をつけろよ」と凄まれる方が普通で、親切にされると驚くというのも、何だか寂しいが・・・悪い気はしなかった。
ところがその手が・・・。
夜になったら小指の付根がモッコリ腫れちゃって、しかも内出血でどす黒くなり、キーボードを打つと響く。右手の指の付根が痛いと、箸も持てないし、歯磨きも不自由だし、何やっても不便。
昨日は旧暦の12月節最後の日。私の天中殺は、年で言うと子年と丑年(去年と今年)。月で言うと12月と1月。つまり昨日まで天中殺年の天中殺月で、メチャメチャ悪い時だったのだ。
とりあえず月の天中殺があけて、ホッと一息。
最近、ほんの少しだけ「気学」を教わっているので、こういうことも考えてみるようになった。こういう話、嫌いな人にはうとまれそうだけど・・・そういう人生のリズムってあるような気はしている。
来年、天中殺年も明けたら、ヒット作連発しちゃうぞ~なんて、夢みたいなことも考えられるし、希望も持てるから。
手が痛い!
でも何とかここまで書いた。
ふと気づけば熱も下がってる。咽はまだ痛いけど・・・。

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