海老蔵の才能
1月はずっと帯状疱疹でダウンしていた。
治ったと思ったら再発、また再発って感じで、長い間、抗ウイルス剤を飲み続けていたものだから、副作用もあって胃腸も気分もヘナヘナ。仕事も思いっきり遅れてしまって、最悪な年の始まりだった。
「気学」的に言うと今年の1月2月は、これからの1年の象徴的な月らしい。こんなに具合が悪いとは!
この先が思いやられるな~。
顔に発疹の跡が残っており、まだ痛みもあって不幸なんだけれど、昨夜は、前から楽しみにしていた市川海老蔵の『雷神不動北山櫻』を見に新橋演舞場に行った。
ロビーには普段の歌舞伎より若い女性が多く、華やいだ雰囲気で、海老蔵人気に沸いていた。
本当に舞台で見る海老蔵は華があり、声もよく、芝居もよく、病気も忘れるほどうっとりした。
多くの女優と浮名を流しているけれど、女なら海老蔵には抱かれたいと思って当然だわ。後に捨てられたって、抱かれただけで勲章だもの。
あれだけ舞台が素晴らしかったら、普段なんかどうでもいい。
才能にも容姿にも恵まれているけれど、努力もものすごくしているんだろうな~と思うと、心から頭が下がった。
ただひとつ疑問なのは、何年か前の大河ドラマ『MUSASHI』の武蔵役がイマイチだったこと。映像の芝居に慣れていなかったという人がいるけれど、あれだけの才能だ。何かひとつ、いいサジェスチョンを演出家が与えてあげていたら、ぜんぜん違ったと思う。あの才能を使いきれなかったスタッフサイドが力不足だったのかも。なんて言うと、またNHKに叱られそうだ。
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