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2006年12月 アーカイブ

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ありがとうございました。

大河ドラマ『功名が辻』、最終回の放送を終えました。
長い間、この番組を愛してくださった視聴者のみなさまにお礼申し上げます。
ありがとうございました。

NHKの公式ホームページにくわしく書いてありますが、明日から27日まで、ハイビジョン放送で全49本の再放送を、24日と31日には本放送で、総集編を放送します。
総集編は、若いディレクターによる再編集と武田鉄矢さんのコントなどで、はなはだ変わった仕上がりになっていますので、驚かれる方も多いと思いますが、逆に別の番組のように楽しんでいただけるかも知れません。

辛いこともありましたが、1年間、自分の書いたドラマの放送が毎週出るということは、しあわせなことでした。もうこういうことはないと思うと寂しいですが、また違った手ごたえを求めて、新たな仕事にまい進したいと思っています。

次の大河ドラマ『風林火山』の主役は、私が『ふたりっ子』で全国区にしたと自負している内野聖陽君です。これまた『オードリー』で全国区にした気分の佐々木蔵之介君も出ますので、来年は視聴者として大河ドラマを楽しみたいと思っています。

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最終回

 いよいよ大河ドラマ『功名が辻』も、10日が最終回となります。
 1年間、毎週放送が出ることは、脚本家にとってはこの上ない喜びでした。それももう終わってしまうと思うと、少し寂しいですね。
 最終回の宣伝もあって、9日の「土曜スタジオパーク」に出演します。8日のスタジオパークは上川君です。
 最終回は60分バージョンですので、ぜひご覧下さいね。ちょっと意外な終わり方をしていますので・・・。
 
 イラク戦争批判でブッシュ大統領が支持率を下げているというのに、日本では防衛庁が省に昇格し、新総理は「美しい国」という空疎なキャッチフレーズを掲げて、右傾化の道を歩んでいるのは、恐ろしいことです。
 しかし一方、私達国民は、北朝鮮の脅威を知りながらも、何となくのどかに暮らしています。何とかなるだろうという漠然とした現実逃避と、長いものに巻かれていればいいという感覚は、政治家を傲慢にしていると思います。
 郵政民営化を問う選挙だと言いながら、それに反対した議員をコロッと復党させた自民党も、自説を平然と曲げて恥じない復党議員を、簡単に許していいんでしょうか。この問題に関しては、マスコミも力を込めて批判していますが、国民レベルでの怒りは感じられません。
 戦国時代と違うのは、権力者に対し、我々も選挙という形で、もの申すことが出来るということです。
 戦国時代を舞台にしたドラマを描いて、今私達が声を上げるべきことは何なのかと、いつも考えさせられました。

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