みずほ銀行の傲慢。
先月、猫のマコトを亡くしたばかりなのに、元気だったオサムが、いきなり下半身がヨタヨタになり、驚いて動物病院に連れて行ったら、背骨の数が一個、先天的に足りないそうで、それで背骨がずれてしまい、神経にも負担がかかって歩きにくくなっているとわかりました。また、マコトの時のように脳腫瘍だったらどうしようかと思ったのですが、命にかかわるような病気でなくて、ホッと一安心。
ただ、オサムはマコトより年上の18歳(人間なら100歳)なので、
気はぬけませんが・・・。「マコトの分まで長生きしようね」と毎日語りかけています。
しかしながら、超忙しい日に猫がヘンになったりするのですよね。
この日も朝起きたら、オサムが倒れていて、そのまま動物病院に駆け込み、オサムを預けて家に戻り、着替えて化粧して、「感動ノンフィクション大賞」(幻冬舎とフジテレビとダヴィンチが作った一般公募のノンフィクション賞)の選考会に行き、二時間ばかり審査して、そのまま動物病院に戻り、先生の説明を聞いてオサムを連れて帰り、オサムの介護を夫にバトンタッチして、友達のお母さんのお通夜に行き、帰ってから原稿を朝まで書きつつ、深夜もオサムの介護・・・。
心底疲れました。
しかし、オサムは思いのほか元気になり、今日はジャンプしてデスクの上にも上がれるようになり、食欲も出て、その復活力に感動。長生きしておくれよ、オサム!
頭に来たこともありました。
もう、このことを書こうと思っただけで、ムカつくけど・・・。
どっかの雑誌に書いて、告発しようかと思ったけれど、とりあえずここで書いてしまうことにしました。
一週間前の土曜日、みずほ銀行の青山支店(表参道の交差点にある支店)で入金しようとしたら、ATMが壊れました。お金は機械の中に入って行ったのに、「この機械はご使用になれません」というメッセージが出て、固まってしまったのです。
ATMの7番の横についている緊急電話をかけたら、女の人が出て、「係りがそちらに向かいますので、そのままそこで30分お待ち下さい」と言うのです。30分ですよ!
冗談じゃないわよと言っても、「その店には担当がおりませんので、申し訳ございません」と機械的に繰り返すだけ。私は普通の会社勤めじゃないから、土曜だって日曜だって打ち合わせもある。これから仕事なのに、30分も待てないと言っても、「申し訳ございません」と冷たく言い放つだけ。
「他に方法はないの?」と何度も聞いたら、ならば、「今、カードだけ出るように操作しますので、月曜日の朝一番に、お客様のお口座にお金を入金します」と言う。
そういう方法があるなら、なぜ最初から言わないのか! 信じられない不親切。
「朝、お金を入金したら、ご報告のお電話します」と言うのを信じて、カードだけ返してもらったのですが・・・、二日後の月曜日、朝一番にネットバンキングで残高照会をしたところ、入金がないのですよ。どこに文句言えばいいのかと思っていたら、11時半になって、みずほ銀行青山支店から電話があり、これから振込みの手続きをすると言うのです。「朝一番」というのは嘘だったのか?
この時点で、信じられないことだと思いました。私の場合、この日に銀行振り落としになるものがなかったからいいけれど、もし何かの支払いでもあったら、決算不能になってしまうでしょう。会社なら、不渡りを出すような事態になるかも知れないのですよ。
男の行員は、何を言っても、とにかくこれから振り込むからと言うだけで、冷たい官僚のような事務的な話し方。取り付く島もない。絶望的な気持ちになりましたが、それでも私は、お金はすぐに振り込まれると、みずほ銀行を、まだ信じていました。ところが・・・!
その後も、ネットバンキングで確認するけど振り込まれないのです。今度はこっちから青山支店に電話をして、先ほどの男性の行員を呼び出そうとしたのですが、逃げているのか本当に留守なのか、彼は電話口に出てこないのです。何もわからない若い女の行員に、土曜日からの出来事を逐一説明するのに、エネルギーがいって、本当に疲れました。
それから何度も「ちょっとお待ちください」「ちょっとお待ちください」と、何か一言いうたびに待たされ、遂には折り返し電話すると言うので、ここで電話を切ったら、また無視されると思い、ネットで確認するから、今すぐ振り込めと言い張りました。
その後、「振り込みました」と彼女が言うまで、どれほどかかったでしょうか・・・。何とか消えたお金戻っては来たのですが、土曜日の午後にお金がATMに吸い込まれてから、丸二日もたっていました。丸二日、お金が行方不明だったのですよ。
みずほ銀行とは、何と横暴で不親切で、いい加減な銀行なのでしょう!
今、思い出しても手が震えるくらい、腹が立ちます。
日本の銀行は合併してどんどん大きくなり、自分達だけは磐石の体制をとりながら、明らかにお金をあずけるお客をないがしろにしています。
金利の低さと手数料の高さ、合併によって銀行自身は力をつけても、預金者は不便になる一方です。
支店の統廃合で、振り込み先が変わっても、私のような者は「勝手に各方面に連絡しなさいよ」と言われるだけで、銀行は知らん顔なのです。
私のようにテレビ局や出版社や、小さな製作会社や編集プロダクションや、何十件という相手のある人間は、本当に途方に暮れるのに、そういうお客への思いやりはないのですよ、大銀行は。
モラル崩壊の恐ろしさは、この出来事でも身にしみます。
竹中大臣の金融政策のひずみが、銀行の末端の人をも傲慢にしていると感じませんか?
小さな政府という言い方も、自己責任という言い方も聞こえはいいけれど、勝手にやりな、困っても知らないよと、言われているのだということを、私たちは早めに認識した方がいいと思いました。
最低、みずほ銀行!