profile & book works top page
star
­

ブラジル映画『汚れた心』


ブラジル映画『汚れた心』を見た。
素晴らしかった。
描き足らない部分を言えばいろいろあるけれど、敗戦を信じなかったブラジルの日本人移民達を、台詞も日本語で描いたブラジル人監督の心意気は凄いと思う。
日本人俳優もみな肝の据わった仕事ぶりで、胸打たれた。
伊原剛志、余貴美子、圧巻。
もっとメジャーな配給に乗れたらよかったのにな・・・と思うと残念である。

『アマデウス』などを書いた劇作家のピーター・シェイファーは、人間は感動することによってのみ変化する。と言っている。
教室の授業で、戦争で大勢の命が失われたことは教えられる。しかし、それがいかに恐ろしいことか、悲しいことかは、映画や芝居やテレビを見て、心ふるえた時に腹の底からわかる。
感動だけが人を変えるのと。
この映画もそういう映画だと感じた。

­
­

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.5012.jp/ohishi/cgis/mt-tb.cgi/743

­

« 前の記事 | 次の記事 »