今年前半の仕事
2月10日(木)~2月27日(日)青山劇場
『愛と青春の宝塚 ~恋よりも命よりも~』
原作・脚本 大石静
演出 鈴木裕美
音楽 三木たかし
2002年5時間ドラマとしてフジテレビで放送され、2008年に舞台化。11万人の観客を動員したミュージカルの再演です。
輸入ミュージカルばかりの昨今ですが、これは日本を舞台にしたオリジナル・ミュージカルであることに、ささやかな誇りを感じています。
戦争とエンターテイメントというせめぎ合うテーマの中で、エンターテイメントの力と、それに関わる人間の情熱を謳いあげたいと思って書いた作品です。
音楽の三木たかし先生は初演の直後に亡くなりました。
先日、美しい音楽を稽古場で聞きながら、人の命に限りはあるけれど、作品は生き続けるのだということを、深く感じました。
5月20日(金)~6月20日(月)宝塚大劇場
7月 8日(金)~8月 7日(月)東京宝塚劇場
宙組公演『美しき生涯 ~石田三成、永遠の愛と義~』
脚本 大石静
演出 石田昌也
音楽 大島ミチル
大河ドラマ「功名が辻」を書いた時、社会的秩序も道徳も良心も存在しなかった戦国の世に、筋を通して生きた武将は石田三成だけだと感じました。
今回はその三成を主人公に、戦国ミュージカルを展開します。
愛する女を守り貫き、豊臣への忠義に生きた三成の人生は、さながら下克上の泥沼に咲いた一輪の花のように清廉で美しく、宙組トップスター大空祐飛にピッタリのキャラクターだと思っています。
激しい気性の茶々も、野々すみ花の新しい一面を開花させる役になるでしょう。
秋からはドラマもありますが、今年の前半は舞台2本です。
オオイシの新しい挑戦で、今、オーディションを受ける新人のような気持ちで書いています。
ご期待下さい。
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