profile & book works top page
star
­

三木たかし特集

NHKで今、「歌謡コンサート」三木たかし特集を放送している。
この時間は仕事に集中していることが多く、あまりテレビは見ないのだが、三木先生の特集だと知ってそのまま見てしまった。
三木先生とは、一昨年12月新宿コマ劇場ファイナル公演、ミュージカル『愛と青春の宝塚』でご一緒した。
すでにガンの切除手術で声が出なくなっていらした三木先生だが、それでも顔合わせにおいでになり、「いくらでも書き直すから、思うことがあったら言ってくれ」とおっしゃった。耳を先生の口元に近づけないと聞き取れないくらい小さな声で・・・。声と言うより、息で語る感じだった。
その時、「僕もこれが遺作だな」ともおっしゃった。
それでも亡くなるまでに、先生は何作もの新曲を書かれた。
公演中は既にお加減が悪く、舞台はご覧にならなかったと思うけれど・・・その謙虚で、さりげない立ち姿が、深く私の心に刻まれた。
これから終わりに向かって生きる私にとって、こうありたいと思える先輩の最期の姿だった。
今、テレビでは西城秀樹が『若き獅子たち』を歌っている。
昭和51年の作品だ。まだ私も20代だった。「風よなぶるな獅子のたてがみを」というサビが大好きな曲で、それから10年くらいして、西城秀樹主演の連ドラを書いた時(私の最初に連ドラだったと思う)、打ち上げで、西城さんと一緒に、この曲を歌った。
な~んて昔のことを思い出すようになったら、死んでしまうな~と思いつつ・・・。


­
­

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.5012.jp/ohishi/cgis/mt-tb.cgi/589

­

« 前の記事 | 次の記事 »