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2006年11月 アーカイブ

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その時、歴史が動いた。

高知に、土佐版『その時、歴史が動いた』の公開収録に行って来た。
おなじみの松平アナウンサーと、土佐山内家宝物資料館館長の渡部淳先生と私のトーク。渡部先生の話には、驚くことがいろいろあった。
私は一年間、大河ドラマを書いて、一番好きな人物は光秀と三成だと思っている。生き方に筋が通っているのはこの二人だけだと思うからだ。関ケ原で西軍が勝っていても、それはそれで徳川幕府のような安定した政権を三成は作ったに違いない。と言ったら、渡部先生は「民のためには、家康でよかったと思いますよ」」と仰せになった。三成は官僚的で冷たいというのである。松平アナウンサーも、渡部先生と同じ意見だった。
一豊のことも、槍働きしかできない体育会系の武将だと私は思っていたが、渡部先生の見解は、戦の中を哲学的に生きた思慮深い武将だとのこと。土佐に入ってからの治世も、その人生の集大成で、その後の300年の基礎を築いて逝ったというのだ。
私が土佐山内家宝物資料館に取材に行った頃は、まだ前の館長さんの時代で、渡部先生にお目にかかったのは、昨日が初めてだったのだが、もっとお話を聞いておけばよかったと思った。今更遅いけれど・・・。
収録の後、渡部先生や松平アナやNHK高知のスタッフとしたたかに飲み、今朝は二日酔いのまま、飛行機で帰京。昨夜はじめて食べた、かつおの刺身に塩をまぶして焼く“塩たたき”が、ものすごく美味しかった!
帰りの空港では、功名が辻関連和菓子の多さに唖然。「千代の誉れ」「千代の幸」「千代と一豊まんじゅう」「山内家紋羊羹」「功名チーズケーキ」などなど、とても覚えられないくらいの数だ。「つまぶしうま」というお酒もあったっけ。番組が終わったら、ああいうお菓子はなくなってしまうのかな?
そう思うとちょっと寂しい・・・。

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